最後に、今年の黒田は例年と比べてどうだったのかを見ておこう。
MLBに挑戦してから6年間の戦績を比較する。

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黒田は2年目までは一桁の勝ち星。2年目は規定投球回数に達していない。この2年間、黒田はNPBの野球からMLBへのモデルチェンジを図っていたと言えよう。

1年遅れでMLBに挑戦した川上憲伸も同様に苦戦していた(2009年川上7勝12敗ERA3.86、黒田8勝7敗ERA3.76)。2009年の時点では黒田と川上に大差はなかったのだ。翌2010年に大きな差がつく。川上が不運な敗戦を繰り返して沈んでいったのと対照的に、黒田はローテーションをキープして11勝を挙げた。

以後の黒田は4年連続二けた勝利、毎年3000球以上を投げている。
特にヤンキースに来てからは、HQSが増えている。質の高いマウンドが増えているのだ。アリーグに移籍してから左打者との対戦数が増えているにも関わらず、黒田は成績を伸ばしたのだ。

2013年の黒田は、2012年よりも少しずつ成績が悪い。特に左打者に打ち込まれることが多く、被本塁打も急増している。
しかし、それ以外は、大きな落ち込みがない。

黒田が8/17以降に調子を大きく落とさなければ、いろいろな指標でキャリアハイを記録していた可能性が高い。

繰り返しになるが、シーズン終盤の不調が一時的なものか、年齢によるものか、今後しっかりと見極めたいと思う。



ヤンキースはペティットが2度目の引退。ノヴァは良いところを見せたが、黒田、サバシアにやや陰りが見えている。思い切った補強をするのではないか。
黒田はおそらく再契約をして、ローテーションの一角を担うだろうが、来季も質の高い投球を期待したい。


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