左打者(左打席に立つ打者)が増えているということは、その前に右投手が増えているのか、と思って調べてみたのだが、あにはからんや。
アナ両リーグの左右別投手成績。

AL-NL-PH


アナ両リーグとも左投手の比率は30%程度。むしろ左打者が増加傾向のアリーグの方がやや多い。
左右投手別の成績もそれほど大きな変化はない。左打者が増えている原因はここにはないようだ。
アリーグのDHは、ほとんどが左打者、スイッチヒッターだが、そのことが関係しているのかどうかも分からない。
一つ言えるのは、左で制球のよい投手は、今後アリーグで活躍できそうだということか。

ただ、こうしてみると、ここ6年間、両リーグともにERAやSO/BBがぐんぐん向上しているのが良く分かる。
日本のように「ボール変えて見ました、で、やばいと思ったのでこっそりいじってみました」みたいな話ではない。ボールは不変だ。

恐らく一因は、セイバーメトリクスの普及によって、打者別の打球の落下点がかなりの確率で予測されていることにあるだろう。
最近は遊撃手が右翼手の前で守っていたり、一二塁間が一塁手だけになったりする守備にも驚かなくなったが、そういうシフトが打者を苦しめているのだろう。
しかしこうなってくるとUZRとかRFとかはどうなるのだろう。



SO/BBが向上しているのは、恐らく、変化球の精度が上がっているのが一因だろう。日本人投手などその代表格だが、すごいスライダーやスプリッターがストライクゾーンに決まるのをよく見るようになった。ストライクゾーンに変動があったのかどうかはわからない。

今年はシアトル・マリナーズなど何球団かが、球場のフェンスを前に出して本塁打増をもくろんだ。しかし全体として投高打低の傾向は収まっていない。

MLBでは、こういう形で投打のバランスは動いていくのだ。
左打者がアリーグで増えている原因、思い当たることがあればぜひ教えていただきたい。


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