【2009年3月15日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】
キューバの打線は、打率1位、本塁打2位。録画を見ていても、とにかくよくヒットが出ている印象だ。前回でもふれたとおり、これはフォロソルと言うやたらとボールが飛ぶ球場のことを割引して考える必要があるが、もう少し、その中身に踏み込んで打線を見てみたい。

特徴的なのは、ほとんどが右打者であること。左はマジェタとスイッチヒッターのセぺダ、控えのマルティンだけ。日本の先発投手は右が3枚だからこれは少し有利かもしれない。キューバリーグで20本以上の本塁打を打っている、ペラサ、グリエル、セスぺデス、デスパイネは好調だ。そして、このチームは捕手の打撃が絶好調なのだ。ペラサも含め、捕手は3人ともベテランだが、打棒も凄まじい。これが、投手のリードに好影響を与えていることだろう。
キューバが3試合で打った本塁打は11本。これを録画を見ながらチェックした。

ほとんどの本塁打が両翼100mのフォロソルのフェンスぎりぎりの当たり。特に投手陣が弱体の南アフリカ戦は、相当割り引いて考えるべきだろう。しかし、次の2戦で打った5本塁打は実に有効に機能している。特徴としては、ほとんどがバッターカウントで打っていること。2ストライク以降の本塁打は1本しかない。要するに早打ち、好球必打でどんどん振ってくるのだ。その上、11本中8本が流し打ちかセンター返し。ライナーが多いのだ。ほとんどテークバックをとらずに最短距離で素早くバットを振っている。右打者が多いことを考えれば、ライトイチローは相当忙しいのではないか。
この3試合でMLBの一線級の投手とはほとんど当たっていないことを考えても、キューバ打線を過大評価するのは禁物だが、早打ちで引っ張らずに当ててくるという特徴に、松坂がどのように対応するか。できれば球数をあまり使わずにばったばったと切ってもらいたいと思う。
■後日談:このWBCの日本キューバ戦は、名勝負の一つだと思う。日本の準備がキューバを上回っていた。
キューバの打線は、打率1位、本塁打2位。録画を見ていても、とにかくよくヒットが出ている印象だ。前回でもふれたとおり、これはフォロソルと言うやたらとボールが飛ぶ球場のことを割引して考える必要があるが、もう少し、その中身に踏み込んで打線を見てみたい。

特徴的なのは、ほとんどが右打者であること。左はマジェタとスイッチヒッターのセぺダ、控えのマルティンだけ。日本の先発投手は右が3枚だからこれは少し有利かもしれない。キューバリーグで20本以上の本塁打を打っている、ペラサ、グリエル、セスぺデス、デスパイネは好調だ。そして、このチームは捕手の打撃が絶好調なのだ。ペラサも含め、捕手は3人ともベテランだが、打棒も凄まじい。これが、投手のリードに好影響を与えていることだろう。
キューバが3試合で打った本塁打は11本。これを録画を見ながらチェックした。

ほとんどの本塁打が両翼100mのフォロソルのフェンスぎりぎりの当たり。特に投手陣が弱体の南アフリカ戦は、相当割り引いて考えるべきだろう。しかし、次の2戦で打った5本塁打は実に有効に機能している。特徴としては、ほとんどがバッターカウントで打っていること。2ストライク以降の本塁打は1本しかない。要するに早打ち、好球必打でどんどん振ってくるのだ。その上、11本中8本が流し打ちかセンター返し。ライナーが多いのだ。ほとんどテークバックをとらずに最短距離で素早くバットを振っている。右打者が多いことを考えれば、ライトイチローは相当忙しいのではないか。
この3試合でMLBの一線級の投手とはほとんど当たっていないことを考えても、キューバ打線を過大評価するのは禁物だが、早打ちで引っ張らずに当ててくるという特徴に、松坂がどのように対応するか。できれば球数をあまり使わずにばったばったと切ってもらいたいと思う。
■後日談:このWBCの日本キューバ戦は、名勝負の一つだと思う。日本の準備がキューバを上回っていた。