2009422日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】 

さて、もう一度松井のキャリアSTATSを見てみよう。少し精細にSTATSを並べて見た。

Matsui-08

松井秀喜は、フル出場している限り、ほぼチーム1の犠飛を打ち上げている。ジアンビやアブレイユ、A-RODよりも多いのだ。得点圏打率はさほど高くはないのだが、安打は打たないまでも打点には絡む松井の特徴が如実である。また、松井は左投手を苦にしない。年によってばらつきはあるものの、概ねコンスタントな打率を残している。

このSTATSを見る限りでは、衰えの兆候も見えてはいない。昨年、犠飛は0だったが、得点圏打率は過去最高だったし、左投手の打率も3割を超えている。また、6敬遠は松井の威圧感が衰えていないことを示している。

 

松井秀喜は「計算ができる」打者である。派手な働きはないが、確実に成績を上げる。監督にしてみれば、怪我さえなければずっと打線に置いておきたい打者なのだ。西鉄全盛期、豊田、中西の後を打った関口とか(古いなあ)、A-ROD、グリフィJr.がぶいぶい言わせていた90年代後半のSEAのエドガー・マルチネスとか、そういう存在ではないだろうか。

今年も少しずつ成績を上げているが、怪我や大きなスランプさえなければ、2007年くらいの成績は上げるだろう。

とにかく、ずっと試合に出続けるコンディションを維持できるかどうかが大きな問題なのだ。

■後日談:ジラルディが松井に「残留してほしい」というニュアンスの発言をしたようだ。現場の責任者には必要とされる人材なのだ。