【2009年7月16日「MLBをだらだら愛す」掲載過去記事】
7月12日のオールスター フューチャーズ ゲームは、田澤先発のはずが、降雨によって回避され(スコアには載っている)、ワールドチームがUSAチームを7対5でやぶる。試合そのものよりも選ばれることに意義があるから、報道は地味なものだった。
そして昨日のオールスター。いつもこのゲームは何が見どころなのだろうと思う。今回も、バラク・オバマが軽やかなステップでマウンドに上がり、山なりのボールをプホルズのグラブに投げ込んだ瞬間が一番の盛り上がりだとは思ったが、試合そのものは最近多い、だらだら接戦→選手のコマ数不足→盛り上がらない幕切れ、に陥ることなく、まずまずの内容だった。最後のリベラはすごかった。
常連のドミニカの4巨頭(A-ROD、マニー・ラミレス、ゲレーロ、オルティーズ)の姿がなく、ペドロイア、ロンゴリアも些細な事情で(怒られるかもしれないが)出場辞退、WBC同様、選手の中には「こんな試合で怪我でもしては大変だ」という本音もあるのかもしれない。
イチローは、プホルズに対抗するアの顔という感じだった。リンスカムは明らかに緊張していたし、ベンチでのイチローは、クルーズあたりに尊敬の面持ちで見られていたようだ。
惜しむらくは41歳のウエークフィールドに登板機会がなかったこと。マツドンにしてみれば、万が一リベラが打ち込まれた時には延長戦をこのナックルボーラーに託そうという腹だったのだろう。
MLBが引き分けを認めないのは敬服に値するが、オールスターだけは引き分けを認めてはどうか。そうでないと、こうした選手起用の矛盾が解消されない。
インターリーグが定着し、リーグをまたいだ真剣勝負も珍しくなくなったし、選手間の移動も多いから、球宴の希少価値は相当薄れていると思う。視聴率の低さもそれを物語っている。
ある意味、儀式のような、伝統芸能のような(何せオールドボールゲーム^ですから)位置づけになっているのだろう。
まあ、それでも続けていくべきだとは思う。
■後日談:日本のオールスターゲームは、放送する局自体が大事にしていない。まだはるかにMLBの方がましである。
7月12日のオールスター フューチャーズ ゲームは、田澤先発のはずが、降雨によって回避され(スコアには載っている)、ワールドチームがUSAチームを7対5でやぶる。試合そのものよりも選ばれることに意義があるから、報道は地味なものだった。
そして昨日のオールスター。いつもこのゲームは何が見どころなのだろうと思う。今回も、バラク・オバマが軽やかなステップでマウンドに上がり、山なりのボールをプホルズのグラブに投げ込んだ瞬間が一番の盛り上がりだとは思ったが、試合そのものは最近多い、だらだら接戦→選手のコマ数不足→盛り上がらない幕切れ、に陥ることなく、まずまずの内容だった。最後のリベラはすごかった。
常連のドミニカの4巨頭(A-ROD、マニー・ラミレス、ゲレーロ、オルティーズ)の姿がなく、ペドロイア、ロンゴリアも些細な事情で(怒られるかもしれないが)出場辞退、WBC同様、選手の中には「こんな試合で怪我でもしては大変だ」という本音もあるのかもしれない。
イチローは、プホルズに対抗するアの顔という感じだった。リンスカムは明らかに緊張していたし、ベンチでのイチローは、クルーズあたりに尊敬の面持ちで見られていたようだ。
惜しむらくは41歳のウエークフィールドに登板機会がなかったこと。マツドンにしてみれば、万が一リベラが打ち込まれた時には延長戦をこのナックルボーラーに託そうという腹だったのだろう。
MLBが引き分けを認めないのは敬服に値するが、オールスターだけは引き分けを認めてはどうか。そうでないと、こうした選手起用の矛盾が解消されない。
インターリーグが定着し、リーグをまたいだ真剣勝負も珍しくなくなったし、選手間の移動も多いから、球宴の希少価値は相当薄れていると思う。視聴率の低さもそれを物語っている。
ある意味、儀式のような、伝統芸能のような(何せオールドボールゲーム^ですから)位置づけになっているのだろう。
まあ、それでも続けていくべきだとは思う。
■後日談:日本のオールスターゲームは、放送する局自体が大事にしていない。まだはるかにMLBの方がましである。