2009年10月4日、レギュラーシーズンの最終日、TBとの最終戦で、A-RODことアレックス・ロドリゲスは大爆発をした。3安打2本塁打、7打点。しかも打点は1イニングに稼いだもの。3ランと満塁の2本塁打。

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これによってA-RODは、30本塁打100打点に到達した。松井秀喜とA-RODは、この試合の前までほぼ拮抗するSTATSだったのが、たった1試合でこうかわるのだ。

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私は、ここにA-RODという打者の真骨頂を見る思いがした。何としても一流の記録を残したい。その執念が、1試合に凝集されている。この底力こそトッププレイヤーの証しだ。

それに引きかえ松井秀喜は…、といいたいわけではない。

片やMLB最高年俸の座を譲らないA-RODと、NYYでの去就が話題になる松井秀喜、その差は相当に開いているように思えるが、A-RODは松井をかなり意識しているのではないか、と思うのだ。

松井の方が1歳年長だが、二人はプロでのキャリアを同じ1994年にスタートさせている。20代前半からともに所属するリーグの最強打者になり、2004年NYYでチームメイトとなった。そしてそれから松井が大けがをするまでの2年に限れば、両者のSTATSは、本塁打こそ大差をつけられているが、打点、打率ともに拮抗しているのである。A-RODは、「少なくとも松井の上を行く」ことを意識していたのではないか、と思えてくる。

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拮抗しているのは年度別のSTATSだけではない。通算の数字も似通っている。

MLB、NPB通算で松井秀喜は、

2184試合 7920打数 2367安打 472本塁打 1486打点、.299 

マイナー、MLB通算でA-RODは、

2212試合 8505打数 2615安打 589本塁打 1735打点、.307。

連続性のない違うリーグの数字を足すのは、記録的には全くナンセンスだが、ともに多くの試合に出場して積み上げてきた数字の高さ。二人のこの見事な数字は、一種の偉観だと思うのだ。デビュー以来16年、二人はこの時代の最も恐れられる打者として、数字を積み上げてきたのである。

正直言って、MLBに移ってからの松井には、常に欲求不満を感じていたのだが、この数字を見たとき、何か誇らしいような思いがした。ワールドシリーズでの活躍以上に、松井秀喜に、「よく頑張ってきた!」と声をかけたい気がしたのである。

このブログのスタートは、松井秀喜のこれまでを振り返るところから始めたい。

 

 

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