現地12月9日は、ウィンターミーティングで大きな動きがあった。中でもDETのセンター、カーティス・グランダーソンのNYY入りが決まったことは、松井秀喜のみならずNYYのFA野手陣にとっても大きな意味があるだろう。

グランダーソンは来季29歳。メルキー・カブレラよりも3歳上である。

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今年、30本塁打を打って注目されたが、ほとんどが1番での起用だっただけに打点は74。打率も.249である。四球は多く、打率の割に出塁率は高いが、三振も多く粗削りな印象だ。

以下は守備のSTATS。

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さらに、MLBの左翼手のSTATS。

20091211-05.5

守備は、RFが2.63(MLB全体で8位/20)、守備率は.993(MLB全体で8位/20)と目立つものではないが、出場イニング数1384は1位。つまりMLBで最も多く守備についたセンターだ。(もともとRFやZRなど外野守備の評価ポイントは、投手陣が弱体なチームほど高い傾向にある。守備率ともども信ぴょう性はそれほど高くない)

 2009年、NYYの外野陣はやりくりの連続だった。

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その最大の原因は、ゼビア・ネイディの離脱にあった。BOSのジェイソン・ベイと同じような形で2008年後半、PITからNYYに入ったネイディは、2009年ライトのレギュラーが約束されていた。しかし、ひじの故障で7試合の出場にとどまったために、予定が大きく狂った。レフトはデーモン(132試合)ライトはスィッシャー(130試合)が一応守ったが、メルキー・カブレラがセンター(103試合)、ライト(48試合)、レフト(40試合)を掛け持ちした。守備面でも、攻撃面でも大きな誤算が生じたのだ。

グランダーソンの獲得は、まず第一に、外野のレギュラーを固めたいというNYYの意向の表れだと思う。第二に2009年はまずまず成功した1番ジーター、2番デーモンという攻撃のフォーメーションを見直すことを意味しているだろう。グランダーソンに「大きいのが打てる1番」を期待し、2番にジーターという形ではないだろうか。

グランダーソンの獲得は、NYYが若返りを断行しようという意思の反映だろう。彼の獲得によって、松井のみならずデーモンの残留も厳しくなったのではないか。

来季、NYYの外野陣は、グランダーソン(来年29歳)、メルキー・カブレラ(同26歳)、スィッシャー(同30歳)という形ではないか。あるいは、スィッシャーに代わってガードナー(27歳)や、他チームからさらに獲得することも考えられると思う。

「松井との契約は必ずしも必要ではない」というキャッシュマンGMのコメントに、松井秀喜サイドは腹をくくったのではないだろうか。

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