アリーグ西地区のLAA。

 20091212-03

このチームは三塁に大きな穴があいている。ベルトレをBOSと争奪するか、若手を起用するか、いろいろ模索中だろう。それ以外は大きな動きはない。ただ、急速に衰えつつある高給取りのゲレーロを出して、まだ働けるDH(少し外野)を取る可能性は高い。松井はまさに適任だが、ゲレーロとほぼ同じ年俸ではまず決まらない。昨年のアブレイユがそうだったように半額以下の500万ドル+出来高と言う線なら入団の可能性があるのではないか。(松井より2歳年下のアブレイユは2009年数字を残して2010年から1000万ドルの2年契約を結んだ)

 同じアリーグ西地区のSEA

20091212-04 

ブラニャンとの複数年契約を蹴ったために、このチームは大砲が不在になる可能性が大きい。2009年もとにかく得点力が低かっただけに、中心打者は何としても獲得したいところだ。イチロー、フィギンスと良い1、2番が出来そうな中で、中心が固まれば戦力は大きく上がる。(グリフィは戦力としては考えにくい)外野はイチロー、グティエレスは固いところ。のこるレフトに松井が入る可能性は考えられる。もちろんDH兼務だ。スィーニーより良いSTATSは残すだろう。よく言われるようにイチローと松井の相性の問題があるかもしれないが、SEAなら比較的高給で松井を迎え入れる可能性はあると思う。

 

同じアリーグ西地区のOAK。

20091212-05
このチームは今、中心と言える選手がほとんどいない。まさにチーム再建中だ。松井の打撃力は、4番にふさわしいと言えようが、DHのジャック・カストの守備は最低の部類に入るから、松井は外野を守らなければならない。1塁が守れれば、このチームでは生きる道があると思うが、コンバートは非現実的だろう。

昨年、このチームはジアンビ、ホリデーという大物を放出した。そういうドライなチームなのだ。成績不振ならすぐに首になることを覚悟しなければならない。年俸も相当下がるだろう。

この表でショックなのは、往年の大スター、ノマー・ガルシアパーラがたった100万ドルでプレーしてFAになっていることだ。MLBの厳しさを感じる。

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