アリーグ西地区のLAA。
このチームは三塁に大きな穴があいている。ベルトレをBOSと争奪するか、若手を起用するか、いろいろ模索中だろう。それ以外は大きな動きはない。ただ、急速に衰えつつある高給取りのゲレーロを出して、まだ働けるDH(少し外野)を取る可能性は高い。松井はまさに適任だが、ゲレーロとほぼ同じ年俸ではまず決まらない。昨年のアブレイユがそうだったように半額以下の500万ドル+出来高と言う線なら入団の可能性があるのではないか。(松井より2歳年下のアブレイユは2009年数字を残して2010年から1000万ドルの2年契約を結んだ)
同じアリーグ西地区のSEA
ブラニャンとの複数年契約を蹴ったために、このチームは大砲が不在になる可能性が大きい。2009年もとにかく得点力が低かっただけに、中心打者は何としても獲得したいところだ。イチロー、フィギンスと良い1、2番が出来そうな中で、中心が固まれば戦力は大きく上がる。(グリフィは戦力としては考えにくい)外野はイチロー、グティエレスは固いところ。のこるレフトに松井が入る可能性は考えられる。もちろんDH兼務だ。スィーニーより良いSTATSは残すだろう。よく言われるようにイチローと松井の相性の問題があるかもしれないが、SEAなら比較的高給で松井を迎え入れる可能性はあると思う。
同じアリーグ西地区のOAK。
このチームは今、中心と言える選手がほとんどいない。まさにチーム再建中だ。松井の打撃力は、4番にふさわしいと言えようが、DHのジャック・カストの守備は最低の部類に入るから、松井は外野を守らなければならない。1塁が守れれば、このチームでは生きる道があると思うが、コンバートは非現実的だろう。
昨年、このチームはジアンビ、ホリデーという大物を放出した。そういうドライなチームなのだ。成績不振ならすぐに首になることを覚悟しなければならない。年俸も相当下がるだろう。
この表でショックなのは、往年の大スター、ノマー・ガルシアパーラがたった100万ドルでプレーしてFAになっていることだ。MLBの厳しさを感じる。
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お金の問題ならアブレイユ方式で1年様子見て、成績が良ければ翌年大きく出るギャンブルをする。仮にマーケットの大きなところなら7M×3年程度の安全策を狙う。
チームの問題は、外野を守らせてもらえるかのことより、PS進出が狙えるかどうかで判断したほうがいいのではないでしょうか。日本時代も含めてチームが下位に低迷するときは、松井自身の成績もよくないような気がします(イメージで)。
上記の点を考慮した場合、ヤンクス残留40%、アナハイム30%、その他のチーム30%と予測しています。
ヤンクス残留を一番にもってきた理由は、松井の義理人情。ヤンクス側からみれば、野球を攻撃チームと守備チームに分けて考えた場合、守備チームの完成度は高いものの、攻撃チームの出来が現状では今一つに思えるからです。