打撃の良い捕手として知られるケンドールが、MILからKcに移籍した。この選手は、捕手としてよりも打者として、注目されてきた。

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ケンドールの選手生活の前半は、ジョー・マウアーに良く似ている。1順目で指名されてPITに入団。順調にステップアップして、21歳で開幕戦にスタメンデビュー。この年から常に高打率を上げて、リーグを代表する捕手となった。マウアーのようにタイトルに縁はなかったが、三振が極めて少なく、出塁率も高かった。捕手としての出場試合も非常に多く、タフな選手だった。記録的な死球の多さでも知られている。

しかし、弱肩でもあり、打者としての能力を活かすためには外野手への転向が何度も考えられたが、ケンドール自身が捕手にこだわったために実現しなかった。

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2005年OAKに移籍したあたりから打率が急速に低下した。もともと長打力はなかったためSTATS的には見るべきものはなくなり、二流の捕手と言う評価になりつつある。非常にこだわりの強い性格が、マイナスに働いているように思える。

OAKの一時期を除き、常に優勝と縁のないチームを渡り歩いている。

今年、マウアーは、3度目の首位打者を獲得し、長打力も向上したが、それに反して捕手としてのSTATSはやや「?」が付き始めた。コンバートを考える時期かもしれない。

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