先週の日曜日、ラーメン屋でスポーツ新聞を広げたら、思わずふきだしそうになった。

 【12/13 デイリースポーツ】

阪神が前カブス傘下3Aアイオワのケイシー・フォッサム投手(31)の獲得を目指し、最終交渉に入っていることが13日までに明らかになった。フォッサムはメジャー通算40勝53敗、防御率5・45の実績を誇る左腕。

 40勝53敗防御率5.45を誇るなって!負け越してるし、通用してないじゃないか。昭和40年代じゃあるまいし。サンスポも同様である。

 【12/15サンケイスポーツ】

ポスト・ウィリアムスだけじゃない。先発、リリーフ、どちらもOK!! メジャー通算237試合登板、うち120試合に先発した実績を誇る左腕・フォッサム

 フォッサムの実績の何を誇っているんでしょうか。MLBでそこそこやった、というのが、そんなに誇らしいことなのだろうか?

フォッサムだけではなく、マートン、メッセンジャーも同様だ。

 【12/8サンケイスポーツ】

阪神優勝や!米の二塁打王マートンを電撃獲得

これはデマである。どこをどう調べても、マートンが二塁打王だったことはない。

 【12/11夕刊フジ】

「松井斬り」メッセンジャー阪神入り 城島からも強い推薦

松井秀喜はメッセンジャーと9月19日に対戦して、7回に3球三振にとられている。そのときの捕手は確かに城島だったが、たった1回の三振を鬼の首でも取ったように書きたてている。

相変わらず、スポーツ新聞(夕刊紙も含む)ってやつは…と苦笑する。

阪神は、トーマス・オマリー駐米スカウト(48)を解雇したばかりだ。昨年のメンチや一昨年のフォードなど使えない外国人を紹介し続けたからだ。

メンチなどはマートンよりもはるかに大物だったが、それでも通用しなかった。その失敗に懲りて阪神は、外国人獲得の戦略を練り直している最中なのだ。まだ球団側も半信半疑で契約をしているはずだ。

MLBでレギュラークラスの実績を上げても、NPBでは通用するかどうか分からない。これが常識になっているのに、中途半端なMLBでの実績を「誇る」新聞報道。多くのファンはあきれているのではないか。

もっとも、こんな記事もある。

【ニッカンスポーツ12/8】

阪神が補強を失敗する理由

 阪神の補強動向がこのオフも紙面をにぎわせている。最近は特に外国人打者が失敗続きで、球団の危機感は相当なものだ。先日はオマリー駐米スカウトの解雇が明るみに出た。優良な助っ人を獲得するために、暗中模索している。しかし、いかにうまくスカウトするか、という面だけにとらわれていては、事態の改善には結びつかないと思う。阪神に来る外国人はほとんどがメジャーを経験している。落ち目であっても、能力的に全くダメというわけではない。

 ユニホームを着てから、いかに練習させるか、ということも大事な要素ではないだろうか。(中略)2年前のフォードは体調不良を理由に練習を休むことがあった。今年のメンチもバットを振りこんでいるシーンは見られなかった。日米を問わず、練習せずに能力を発揮できる世界はない。残留が決まっているブラゼルもハングリー精神を失えば、今年のような活躍は見られないだろう。特別扱いしない厳しい姿勢が必要だ。契約書にサインさせるまでが補強ではないと思う。

(田口真一郎)

 

こういう冷静な記事は扱いが小さい。

日本のNPBファン、阪神ファンも相当に目が肥えてきている。もっと冷静で辛口の報道も受け止めるはずだ。相変わらずの球団の提灯記事オンパレードでは、ラーメン屋でならともかく、金を払ってまで読む気がしないと思うのだが。

 

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