は警戒色の代表であり、非日常の色である。膨張色ではないが、モノを引き締めるというよりは、拡張する効果がある。MLBには、をテーマカラーとするチームがいくつかあるが、LAAのように恥ずかしいような真っ赤=印刷でいうキンアカを使うチームは少ない。

松井の顔の上に、その真っ赤な帽子が乗った時に、少し顔が大きくなったような気がした。こんなピザ屋の宅配の兄ちゃんがいたような気もした。


ケビン・メンチに1位の座を譲ったもののMLBでも有数の巨頭の持ち主である。これまで、その巨頭は濃紺のヤンキーブルーで辛うじて抑え込まれていたが、それが一気に解き放たれたような気がした。

このユニフォームが似合うのは、アイドルみたいに細身で軽快な野手くらいだろう。

同様に長大な顔をもつゲレーロだって似合っていたわけではない。しかし、がっくりがっくりと独特の走り方でボールを追い、すさまじいバットスピードでボールをしばきまくっていたその姿は、十分にLAAの名物たり得た。


去年のアブレイユも、全然似合わなかった。中南米の観光地のタクシーの運転手のようだった。しかし、アブレイユは本塁打こそ減ったものの、100打点を挙げ、出塁率も素晴らしかった。そして再び年俸を1000万ドルに上げた。

 

このの色は、松井秀喜に「開き直れ」と命じているのである。「紳士たれ!」の巨人ではなく、エリートのNYYでもなく、明るい日差しのLAAに来たのである。1950年代までMLBのチームがなかった国に来たのである。伝統や格式ではなく、野球をする楽しさを松井なりのスタイルで表現してほしい。

野茂が、あのばね仕掛けの機会のようなフォームで、LADで圧倒的な人気を呼んだように、松井はLAAの「名物」になってほしい。黒松井も、青松井も過去のものだ。赤松井に期待したい。

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