最後に守備のSTATSを子細に見てみよう。守備位置についたイニング数(INN)、総守備機会(TC)、守備率(F%)、レンジファクター(RF)、ゾーンレイティング(ZR)は、MLB全体での順位を表示した。

ICHIROF 

守備の評価は、守備範囲の広さと確実さで知ることができる。1つ1つの評価基準は必ずしもその選手の守備能力を正確に表しているとは言えないが、いくつかの指標をトータルで見るときに、おおよその守備力はわかる。

イチローは、どの数字でも常にリーグ上位にいる。ライトでもセンターでもリーグ屈指の存在であるのは間違いがない。ゴールドグラブを9年連続で受賞したのも当然だと思う。

2009年は数字的に見ればやや陰りが見えたように思われるが、この程度の下落では衰えたとまでは言えない。ゴールドグラブはSTATSだけでなく、プレーの姿や相手に対する威圧感なども評価基準になっている。イチローはそうした総合力で選ばれたのだと思う。

ただ気になるのは、昨年ころから集中力を欠いているのではないか、と思えるような失策がごくたまに見られることだ。これが衰えだとは思いたくないが。

数字だけで見れば、ネルソン・クルーズ(TEX)や、秋信守(CLE)は、イチローを上回っている。2010年は数字的にも上回る成績を残してほしいものだ。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!