やはりNYYは、チェンバレンの伸び悩みに手を打った。2004年にNYYのローテーションの一角を担っていたハビア・バスケスを、メルキー・カブレラらとのトレードで獲得した。
この投手はカーブを武器とし、非常にタフで故障しないことで知られるが、2008年まで負け越していた。モントリオール・エキスポズという弱小球団に長くいたからだが、NYY、CWSと弱くないチームに移っても勝ち負けがトントンだった、
とにかく被打率が常に高く、四球も出す。特にピンチで打たれるケースが多いために勝敗が拮抗してしまうのだ。2004年のNYYでは14勝を挙げたものの防御率4.91は合格とは言えず、翌年残ることはできなかった。
しかし、2009年はATLでエース級の働きをした。特に被打率が下がり、ピンチを作る回数が減ったことがあらゆるSTATSを上昇させた。(しかしまだ10敗しているが)
NYYは、CC、バーネット、ぺティットに次ぐ4番手をこれで用意した。ジョバは9勝したものの、結局独り立ちしたとはいえない。間に一枚はさむことにしたということだろう。
それはそうと、NYYにずっといるような印象のあったメルキーが移籍したことは、少なからずショックだ。躍動感のある動きと鉄砲肩のセンターの守備は楽しかっただけに、見る機会が減るのはさびしい。仲の良いカノもショックだろう。奮起を促したい。
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被打率、被本塁打率が非常に高い上、ここぞというところで制球を崩し、四球を連発するシーンを、CHWでは何度も何度も見ました。
ただ、とにかくタフで、過去9年間に渡って、毎年200イニング前後を越える投球回数を投げ続けているのは、特筆に価すると思います。WBCでも、プエルトリコのエースとして、素晴らしいピッチングをしましたね。
個人的には、井川慶も同じタイプの投手だと思っています。よくても悪くても、とにかくローテを守らせてくれるチームが、彼には良いと思うのですが。
そう考えると、バスケスの古巣復帰は、さて吉と出るか凶と出るか、見ものですね。NYYは、調子の悪いピッチャーを、我慢して使ってはくれませんからね…。