クリスマス休戦を迎え、MLBのFA市場はひとまず落ち着いた感がある。26日までに契約が決まったのは180件。しかし、180件のうちには、FA宣言して所属するチームと再契約するケースが39件あるから、実質は141人である。まだ258人の行き先が決まっていない。

日付順で並べてみる。ただし、このリストにはローウェルなどFAしていない選手のトレードは載っていない。またルール5ドラフトの情報も入っていない。

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10月11月は、FAして再契約が続いた。球団と選手の利害が一致したケースである。さらに、ユーティリティプレイヤーやセットアッパー、MLB半などの選手の契約が相次いだ。やはり、ウィンターミーティングまでは小粒だ。個人的にはオマー・ビスケルがCWSと契約したのが喜ばしい。

12月7日~10日のウィンターミーティング期間中には、さすがにめぼしい契約が相次いだ。フィギンス、グランダーソン、しかし大したことがなかったという印象だ。終幕直後にイヴァン・ロドリゲスが2年契約でWSHに移籍している。

12月12日のノンテンダー(所属チームの契約提示期限)後の12月16日が、これまでのFA契約ピークとなった。松井秀喜のほか、ラッキー、ハラデー、キャメロン、リーが動いた。年内は、ほぼこれで終わりという感じか。

まだ、大物がたくさん残っている。デーモン、マット・ホリデー、ベイ、ゲレーロ、ダイ、ベルトレらの去就は、年明けになりそうだ。今年に限れば、遅くなれば条件は悪くなるのではないか。NYY、BOSなどは条件を見定めながら有利な取引を進めそうだ。一方で、FA市場にはほとんど手を出さず、プロスペクトを物色する球団も多い。

クローザー3人衆(薮田、福盛、小林雅英)は、MLBに残れなかったが、幸いなことに、日本選手はかなり良い条件で契約できている。また五十嵐も席を得た。願わくば、田口が何とか残ってほしかったのだが。

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