今年、WBCで見たチュ・シンスは、あまりぱっとしない印象だった。もう少しでレギュラーの座を獲得するところだったが、チームから守備につかせないよう圧力がかかっていたので、DH専門。打棒の片鱗は見せたが、金泰均らにくらべると迫力に欠けていた。

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しかし、MLBが開幕すると、チュは、弱体な打線の4番に座って目立つ活躍をした。

中距離打者だから、本塁打は少ないが、四球を多く選び高い出塁率を記録した。117.33というRCはリーグ5位。イチロー、ベイよりも上である。とにかく打席に立つとただでは退かない、何かをしたという印象があった。

さらに外野守備でも長足の進歩があった。

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ライトに定着し、RFはMLB2位。堅実で守備範囲も広いということだ。エラーの数は多いが、それだけ果敢に攻めの守備をしたということだろう。強肩もしばしば見せた。

ジム・コルボーンに見いだされてSEAと契約したのは2000年。当時から外野手だったが翌年にイチローが入団し、順調に上がってきたチュは控えに回らざるを得なかった。2006年にCLEに移籍し出場機会を増やしてきた。

180センチと体は大きくないが、鋭い打球が飛ぶ。パワーヒッターと言う感じだ。アジア人のMLBでの本塁打記録は松井秀喜の31本だが来季はこれを抜く可能性があると思う。

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