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さて、NPBに移ろう。規定打数以上の選手の出塁数の比較。私は2009年のセリーグのMVP選考に大いに疑問を感じている。ラミレスの稿でも書いたが、アレックス・ラミレスは首位打者になり、30本塁打、100打点をあげているが、貢献度は低いと思っている。その根拠の一端が下記の表だ。

 CL-OBP



ラミレスは出塁数1位の井端より40以上も出塁数が少ない。チームメイトの坂本、小笠原よりも下である。彼は、NPBで最も四球を選ばない打者なのだ。その点ではイチローとよく似ている。このことが選考した記者の間で話題になったのかどうか。

中日が手堅い野球をしているのは、この表からも見て取れる。10位以内に4人。中日のチャンスの数は自ずと増えているのだ。ただし、巨人に比べて決定力で劣ったことは否めないが。面白いのは「アライバ」でコンビを組む荒木が四球を選ばない方のベスト5に入っていることだ。意外なことにヤクルトの宮本や阪神の平野など、クレバーそうに見える選手も四球をあまり選んでいない。MLBとは異なり、NPBでは「四球を選ぶ」ことは、必須の課題ではないようだ。

 

 

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