MLBは広い世界だと思う。こういうキャラクターですごいSTATSを上げる選手が出てくるからだ。183cmで110kg。つまり中村剛也(172cm102kg)をふた回りほど大きくした体形で、同じ三塁を守るパブロ・サンドバル。SFからボンズ以来久々に生まれたスターだと言えよう。

PabloSand 

この打者は、体型に似ず非常に器用な打者である。スィッチヒッターで、特に左投手に対する右打席で打球が鋭い。ミートがうまく打率が高い。スィングの速さは見ものである。

ベネズエラ出身。2002年にSFと契約をした。今年まで主に捕手をしていた。順調に階段を上がってきたが、2008年に至って突如打撃開眼をしたようで、A+、AAからAAAを飛び越してMLBに昇進した。そして翌年には打率2位。大ブレークしたのだ。

負担の多い捕手をやめて三塁手になったのは賢明だったといえよう。2007年には59試合でPBを12も記録している。捕手としては伸び悩む可能性はあっただろう。三塁守備は、11個のエラーで守備率.960。MLB規定以内18人中13位。RFは16位だから守備は上手の内ではない。中村も今年パリーグ最多の22失策で.939だったが、守備は発展途上なのだろう。

ただ、10月には長打を放って塁間を回るときに転倒し、あわや大けがと思わせることもあった。中村もそうだが、この体型は怪我が怖い。

おかわり君よりも3歳若い23歳。日本では中継で見ることはほとんどないが、注目したい選手である。

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