2009年春、WBCで日本チームと対戦したアロルディス・チャプマンは夏にオランダ遠征に行った際に亡命していた。亡命先はアンドラ。イベリア半島の付け根にある人口7万人足らずの国である。チャプマンはこの国に席を得て、MLBの各チームと交渉を続けてきたのである。
この投手は、WBCでは100マイル/h超えの投球で注目を集めた。しかし、STATSはキューバのリーグでもWBCでも良いものではない。(以下のSTATSはWikipediaより引用)
速球派だけに被安打は少なく三振が多いが、与四球が被安打に匹敵するほど多い。これだけ塁に走者を出せばタイムリーをくらうのは当然だ。また被本塁打も多い。要するに速いだけで野球を知らない若い投手だということだ。この手の投手を打ちこむのが得意な日本は、WBCでチャプマンをやすやすと攻略した。チャプマンは頭に血が上り失敗を重ねた。
こういうことを総合すると、この投手は即戦力ではないかもしれない。
しかし、左腕で球が速いというのは、何物にも代えがたい素質ではある。チャプマンはマイナーリーグで1~2年実践を積んでMLBに上がってくるのではないか。LAA、BOS、TOR、CINなどの争奪戦の末、CINが契約間近なようだが、チェンバレンのような教育方法で育てると思う。
年々キューバからくる選手の水準が下がってきているように思える。これからは即戦力ではなく素材としての人材獲得が中心になるのではないか。
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