2009年のSEAには、キャリアではじめて規定打席に達した移籍組が2人いた。ブラニャンとグティエレス。いずれもまずまずの数字を残した。GMは仕事をしたといってよいと思う。

その一人、1983年生まれ、イチローと10歳違いのグティエレスと年俸調停を回避し、4年契約を結んだ。2014年は球団のオプション。2009年は45.5万ドルの1年契約。4年2050万ドルは、期待料込みの契約だと思うが。

F-G 

ベネズエラ出身のグティエレスは2000年にLADと契約した。2004年にCLEに移籍、2005年にMLBにデビューしている。それほど早い出世ではない。マイナー時代から、守備範囲の広さで知られ、外野手としての能力には定評があった。攻撃面では、スピード、パワーともに評価されていたが、荒さも目立った。三振が多く、出塁率も低かった。

CLEではサイズモア、ロフトン、ベン・フランシスコなどに続く4番目の外野手という印象だったが、レギュラー一歩手前だった。

2009年のSTATSで評価できるのは、206と言う出塁数、そして.283という打率。これは立派な主力の数字だ。荒っぽさは相当改善されているという印象だ。守備は、CFのRFがMLB全体(規定試合以上20人中)3位。守備範囲は相変わらず広く、堅実だ。イチローがセンターに戻ることはないだろうと思わせる。本当は、エンディ・チャべスが元気なら鉄壁の外野陣ができるのだが。

2010年、4年契約でのびのびと試合をすることで、グティエレスは長打が増えるのではないか。.280、30本、90打点、20盗塁くらいは期待してもいいのではないか。

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