1月29日、SEAはFAになっていたARIのOFエリック・バーンズと1年契約をした。ARIはこの選手と2008年から3年3000万ドルという契約をしていたが、最終年の年俸1100万ドルの内、SEAは40万ドルだけを負担し、残りはARIが支払う契約だ。

Eric Byrnes 

俊足好守好打の外野手という触れ込みだが、STATSは毎年変化している。長打力はあるが出塁率は低い。右投手が苦手だ。また、2007年の後半に猛烈に盗塁をした時期があるが、その後はあまり走っていない。ハッスルプレーで知られており守備範囲も広いが、張り切りすぎでハムストリングなどに故障を抱えている。好人物であり、チームのムードを盛り上げる存在になるだろう。

SEAの外野はイチロー、グティエレス、ブラッドレーで固める予定だろうが、不安要素の多いブラッドレーの保険としてバーンズを取ったのではないか。エンディ・チャべスと再契約の可能性も残している。分厚い人事だと言えよう。

ブラッドレー、コッチマン、バーンズ、これらの選手は素質は高く評価されながら、十分な実績を上げていない選手である。ズレンシックGMは昨年のブラニャン、グティエレス、チャべスに続いて、この中から使える選手を選別する心づもりだろう。

SEAは再生工場的な補強策を推進している。なかなか良い考えではないか。

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