引き続きパリーグの新外国人補強策を見ていきたい。

各選手を紹介したページにリンクしています。 をご参照ください。

 

■日本ハム


RHPブライアン・ウォルフ ➔DATA  

 MLBでの実績 C 72試合 5勝5敗0SV ERA3.81 WHIP1.22

 期待度 C 年俸40万ドル 1年 Born1980

マイナー生活が長く、MLBでの実績は少ないが、通用している。セットアッパーとして起用されるようだ。192cm100kgの巨体。被安打率が高い。

 RHPボブ・ケッぺル ➔DATA 

 MLBでの実績 C 49試合 1勝5敗0SV ERA5.36 WHIP1.66

 期待度 C 年俸50万ドル+出来高 1年 Born1982

これも195cm97kgの巨体。体のわりにスピードはなく、打たせて取るタイプ。先発での起用も考えられるが、良さが見えない。若さが取り柄か。

 RHPバディ・カーライル ➔DATA 

 MLBでの実績 C 104試合 11勝11敗0SV ERA5.61 WHIP1.45

 期待度 B 年俸60万ドル 1年 Born1977

元阪神。キャリアは14年になるが、まだ若い。先発でないと力が出ないタイプ。ローテーションを守って10勝くらいは上げる可能性がある。

 補強の評価 C

150万ドル+出来高。とにかく、投手の頭数をそろえようとしている。ダルビッシュ、武田勝、八木に続く4番手にカーライルが入れば御の字だろう。あとの2人はあまり期待できないと思う。 

■楽天


RHPホアン・モリーヨ ➔DATA 

  MLBでの実績 C 9試合 0勝0敗0SV ERA13.50 WHIP2.06

 期待度 C 年俸50万ドル 1年 Born1983

104マイルの速球と言う触れ込みだが、被安打率も高く、少なくともMLBでは通用していない。それほど大きな期待はしていないのではないか。

 補強の評価 C

ラズナー、リンデンに加えて広島から移籍のフィリップスとこのモリーヨ。外国人監督だが、主力に外国人を据えるという考えはなさそうだ。むしろ楽天生え抜きの選手の補強と言う感じか。

 

■ソフトバンク


3B李杋浩 ➔DATA 

 KBOでの実績 A 1120試合 160HR 526RBI 39SB  .265  OPS.818

 期待度 C 年俸1億円 Born1981

KBOとNPBの実力差を考えると大きな期待はできない。しかし、金泰均よりも真面目に取り組む姿勢があるようなので、合格点の数字を上げる可能性もある。

補強の評価 C

すでに5人の外国人と契約しており、現有勢力に期待する形。今のところ大きな動きはない。

 

■埼玉西武ライオンズ


OFダーマル・ブラウン ➔DATA 

 MLBでの実績 B 271試合 14HR 89RBI 8SB  .233  OPS.612

 期待度 B 年俸50万ドル Born1978

左で出塁率が高く、AAAでは打率も高い。パワー不足でMLBでは通用しなかったが、荒い打者ではないので通用する可能性があると思う。

補強の評価 B

限られた予算で良い補強をしたのではないだろうか。アベレージを稼ぐことが期待できると思う。

 

■千葉ロッテマリーンズ


RHPブライアン・コーリー ➔DATA 

 MLBでの実績 C 91試合 4勝4敗0SV ERA5.13 WHIP1.35

 期待度 C 年俸30万ドル Born1973

マイナー暮らしの長いベテランである。球威がないためMLBでは通用しなかったが、セットアッパーとして短いイニングなら使えるかもしれない。元巨人では1勝1敗5.74。テストに合格して入団。

 LHPビル・マーフィー  

 MLBでの実績 C 18試合 0勝0敗0SV ERA4.08 WHIP1.58

 期待度 C 年俸45万ドル Born1981

これもテスト入団。コントロールは良くない。目立つ特徴はないが、左投手であり、若いのでNPBに順応するかもしれない。

 1B金泰均 ➔DATA 

 KBOでの実績 A 1031試合 188HR 701RBI SB  .310  OPS.938

 期待度 B 年俸1.5 億円 最大3年Born1982

日本投手の頭脳に苦労するのは目に見えているが、今季ロッテの目玉であり、多少不振でも使い続けるだろう。そのうちに活路が開けてくる可能性はあろう。

補強の評価 C

金泰均は外国人政策と言うより話題作りの意味が大きい。2人の投手では左のマーフィーがやや可能性が高いのではないか。テストをしたうえでの入団だから、それなりの勝算はあるのだろう。

 ■オリックス・バファローズ


補強の評価 なし
レスター、ラロッカに阪神から移籍したバルディリスの3人体制。カブレラは日本人枠になった。また田口壮が復帰。ローズと契約せず。つまり、新しい外国人は獲得していない。実績十分の現有戦力を生かしていく方向性だ。

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