岩隈は3試合、23回連続無失点のままシーズンを終えた。内容的にも勝ち星でも、日本人先発投手で1位だった。
前年後半の活躍を見れば、確かに活躍するとは思えたが、ここまでの成績を予想した人は少ないのではないか。
今季の戦績。少し細かく。DRは登板間隔(日数)、RSは援護点。NPは投球数、Strはストライク。StLはストライクのうち見逃し、StSは空振り。ブルーはQS、濃いブルーはHQS。

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初戦、6回1失点で勝ち星を挙げると岩隈は4戦連続QS、4月23日のヒューストン戦は黒星を喫したが、また4連続QS、さらに1試合おいて4連続QS。しかも9試合で8HQS。
6月10日の時点で7勝1敗、ERAは1.79でリーグ1位。
ものすごい成績を上げるのではないかと思えた。
岩隈はこの時点までの14試合で100球以上を投げたのは3回だけ。80球台以下が8試合もあった。4月18日など6回70球で降板。もう少し投げさせたい、完投させたいという思いもあったが、この抑制が結果的には体力の消耗を遅らせ、シーズン通じて投げる原資を作ったのだと思う。

しかし好不調の波は必ずやってくる。6月16日から5試合連続でQSを逃し3連敗。援護点もそこそこもらっていたが勝てない時期が続いた。
タイミングを絶妙に外す4シームが研究され、とらえられた感があった。5試合で10本塁打を打たれたが、まさに山を張られた印象だ。

ここで崩れることなく岩隈は立て直し、以後終幕までの14試合で11QS。
この時期からきれいな4シームだけでなく、シュート回転で落ちるシンカー系(2シーム)を球種に加えた。4シーム、シンカー、そしてスプリッターの組み合わせで打者を打ち取るようになったのだ。



今年もチームはペナントレースとは無縁だったが、岩隈は投球回数でリーグ3位、ERAでもリーグ3位というトップクラスの成績を残した。

6月から7月への時期を除き、常に安定した成績を残し続けた。このことだけでもすごいことだと言わざるを得ない。


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