故川上哲治の偉業、V9時代の主要選手の成績俯瞰、投手陣。
勝利数順である。

G-V9-P




65年V1の年は城之内、中村稔、宮田と20勝投手が3人。そして国鉄から移った金田が11勝。20勝の3人はいずれも20代半ばであり、しばらくはその体制が続くと思われたが、宮田、中村が急速に衰え、それに代わって堀内、高橋一三と言う若手が台頭したのだ。



V9時代の最多勝は予想通り堀内恒夫。続いて高橋一三。この二人がそろって好調のシーズンは無かったと記憶していたが、数字を見てもそれが窺える。

この二人に続いて城之内。29歳には勝てなくなって31歳で引退(後にロッテで復帰)。
さらに渡辺秀武。この投手は70年だけエースの活躍。ノーヒットノーランも記録した。

そのあとは倉田、菅原、高橋明、関本がそれぞれ1年だけ二けた勝利。
こうしてみると、巨人投手陣は「抜群」と言うほどではなかったように思える。
やはり「攻撃重視」のチームではなかったか。

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