去年の後半の上原も目を見張る活躍だった。「1シーズンこの調子で投げることができればすごい成績になる」と思ったのだが、その通りになった。
今季の上原は当初はセットアッパーだった。当初クローザーだったジョエル・ハンラハンがDL入り、アンドリュー・ベイリーも不振で、6/26に抑えを任された。
それ以後だから、セーブ記録は大したことはない。

アリーグ、50試合以上救援登板をした投手のランキング。防御率順。1位は白抜き。色つきはベスト10以内。

Uehara-MLB


セーブ王はジム・ジョンソン。救援勝利はニール・コッツ、最多登板はジョエル・ペラルタ。

上原は防御率、WHIP、H9、BB9、SO/BBで1位。制球力が良く、しかも被安打も最少。勝ち星やセーブなどは上がっていないが、クオリティは随一である。

とりわけすごいのが、SO/BB。11.22という数字は2位のケイシ―・フィエンのほぼ2倍。断トツだったのだ。ほんと度四球を出さず、イニング数を超える三振を奪う。上原のすごさが見えてくる。欠点があるとすれば被本塁打が比較的多かったくらいだ。

ボストンではクレイグ・ブレスローも良い投球をした。

田澤は、防御率などは見劣りがするが、それは被本塁打がかなり多かったからだ。制球は良く、SO/BBも上位につけている。何よりシーズン通して厳しい場面で投げ続けたのが大きいと思う。

田澤、ブレスロー、上原。7回から続くこの継投が、ボストンの原動力だった。




私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!


『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。




「読む野球-9回勝負- NO.2」私も書いております。




広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。




クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。ホークス、外国人選手のランキング

Classic Stats