第2試合目も実に残念な試合。好勝負が期待できると思ったが、ボローニャの先発投手がぶち壊してしまった。
ガイドブックには載っていない投手がマウンドに上がった。おなじみの顔、ジャンカルロ・アルバラード。
対戦相手の統一にいたこともあるし、広島にもいた。去年はDeNAで投げていた。プエルトリコ人だが、ボローニャに売り込んだのだろう。

Toitsu-Bologna


台湾、日本の関係者の前でいいところを見せようとしたのだろうが、そうはならなかった。

1死をとってから、連続で歩かせる。足でも攪乱されて二死二三塁、ここで5番陳鏞基の2点タイムリーが出て先制を許した。
ボローニャは、昨日の三星同様、一点でも先制してそれを守る野球をしようと思ったろうが、それをアルバラードがぶち壊した。

2回にも一死から二塁打、四球、安打、安打と続いたところで降板。

Albaraddo


ここから出てくる投手が、球速は130㎞台、ストライクを入れるのが精いっぱいという代物だらけ。使える投手は昨日使ってしまったのだろう。

chen


それでも4回あたりまではボローニャは昨日同様、右打者は右へ、左打者は左へきちんと打っていたが、統一は右打者の時には、一二塁間を閉めていた。昨日の試合を参考にしたのだろう。

4回統一に珍しいプレー、四球で出塁した唐肇廷が、次打者林志祥の打球に当たった。一死がついて、林志祥には安打が記録された。

王鏡銘は、140km/h台の速球とカーブ。オーソドックスな投手だったが、制球が良く、打たせて取るピッチングに徹していた。

昨日もそうだったが、この地方は夕方になると重たい冷気を含んだ風が球場に吹き降ろす。日中は汗ばむ陽気だが、夜は冬そのもの。
結局、7回コールドとなったが、早く終わったことだけが収穫ではあった。

toitsu


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