DeNAの投手陣。将来的な展望が見えない点は打撃と同じである。
投手成績 2012年との対比 今季は、DIPSの昨年対比を枠外に%でつけた。RCとは逆に100%オーバーの方が成績は下落。えんじ色は規定投球回数以上。

De-P


下落率12%は少ない。相対的な投手力は向上している。

40歳の三浦は、今年も規定投球回数に達した。良く打たれるし、無駄玉も多いが、今季もQSは18、ローテを一年間維持したのは三浦だけだった。

これに続いて新人の三嶋が規定投球回数に達した。四球が79と多く、良い成績ではないが、何とか恰好がついた。

ベテランの藤井秀悟が故障がちながらも117回、新人の井納も5勝を挙げた。

ここ数年、DeNAの先発陣は三浦以外は顔ぶれが安定しない。2010年の加賀繁、11,12の高崎健太郎、そして今年の三嶋。
一年だけ何とか通用するが翌年は、使えなくなる。

これはきちんとした育成方針がないからだろう。DeNAの投手は制球力が悪いが、これも教育の問題かもしれない。



中日から獲得した投手のうち、ソーサは素晴らしい働き。4年目の小林寛もセットアッパーとして仕事をした。
ただ、毎年孤軍奮闘していた山口俊の成績が急落。被本塁打が1本から6本に急増している。

DeNAは三浦以外の先発の柱を作らないと、上位浮上は難しいだろう。毎年のように新人投手を手当たり次第に使ってみる起用を続けているが、そうではなくじっくりと投手を育てる方針が必要だと思う。

陣容は整いつつある。あとは伯楽次第だと思う。

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