大きな補強をした阪神だが、一つは成功した。
打撃成績 2012年との対比 今季は、RCの昨年対比を枠外に%でつけた。えんじ色は規定打席。

HT-H


昨年から金本、平野の二人が抜けた。その穴はRC換算で90。意外に大きいのだ。
これを埋めるために、西岡剛、福留孝介と言うアメリカ帰りを大枚をはたいて買った・

金本47.8に対し福留22.0、これは失敗。平野42.4に対し西岡69.2、これはうまく行った。

これに加えて「統一球微調整」の効果で、マートンが大幅に成績を伸ばした。また、鳥谷、新井兄も数字を伸ばした。
鳥谷の四球の多さは特筆ものだ。RCはマートンを抜いてチームトップ。

RCの昨年比は28%増。これはリーグではDeNAに次ぐ高い伸び率だ。

ただしコンラッドはブラゼルよりもはるかに非力だった。また新井弟も期待を裏切った。



当初2番を予定された上本は負傷でレギュラーを奪えず。日高も十分に働いたとは言えなかった。

阪神が巨人やDeNA、ヤクルトに比べて見劣りするのは、安打を打つ選手はたくさんいるが、長距離打者がいないことだ。
外国人の獲得でそれを埋めることになろうが、決定力不足が優秀な投手陣の足を引っ張る図式は来年も続きそうだ。

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