糸井、田中賢介と言う内外野の要が抜けた影響は予想以上に大きかった。
打撃成績 2012年との対比 今季は、RCの昨年対比を枠外に%でつけた。えんじ色は規定打席。

NF-H


RCの伸び率はわずかに8%、糸井の穴はアブレイユで、田中の穴は大引で埋まったような印象もあったが、他の野手が統一球の微調整にもかかわらず打撃が伸なかった分、実質的に目減りした。

稲葉篤紀ははっきりと衰えが目立った。故障明けの金子誠もほとんど働くことができず。
こうしたベテランの目減り分を補う選手も少なかった印象だ。

陽岱鋼はリードオフマンタイプでありながら、100近いRCを記録。そして盗塁王。久々にスケールの大きな外野手が出てきた。

中田翔は今季中心打者として力強い打撃を見せたが、死球禍で8月に戦線離脱。ホフパワーは期待を裏切った。
西川は9月以降、レギュラーに定着。俊足でもあり良い働きをした。



大谷翔平は今のところ、それほど貢献度が高い打者ではない。
栗山監督は、大谷を売り出したいあまりかなり無理をした印象がある。バランスを失した感がある。

個々の戦力以上に、糸井、田中がいなくなったことで、打線のつながりが失われた。陽、田中、糸井、中田と続く筋肉質の打線が無くなり、まとまりが無くなった分、生産性が下落したのではないだろうか。

意外に打線の立て直しは厳しいのではないかと思われる。

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