今季の戦力は確実にアップしていたが、なぜか順位に結びつかなかったオリックスである。
打撃成績 2012年との対比 今季は、RCの昨年対比を枠外に%でつけた。えんじ色は規定打席。

OR-H


日本ハムとの電撃トレードは、確実にオリックスにプラスだった。
糸井は3番打者として李大浩、バルディリスとともに中核を担っただけでなく33盗塁と機動力の中心にもなった。守備力も考えれば、貢献度は非常に高い。

李は統一球の影響もうけることなく高い水準。バルディリスはすべての数字を伸ばした。

それに加えて伊藤光が「打てる捕手」として一本立ちした。リード面でも評価が高い(今朝、ソフトバンクの山崎勝己をFAで獲得したと報じられたが、不可解)。

また安達了一も大引に代わってレギュラーの座を獲得した。

これだけを見れば、今年は良い年だったとさえいえる。



事実RCは前年比21%も伸びている。しかし順位は1つしか上がらなかった。

これは前年のオフェンスの数字がパリーグで断トツの最下位だったことが大きい。多少の上積みをしたくらいでは、他球団のキャッチアップは難しかったのだ。

チームの顔ともいえるT-岡田、坂口、後藤が不振に沈んだまま。このチームはけが人が多い。また、長く活躍する選手が少ない。

李大浩の引き留めに失敗して、来季は戦力ダウンが必至。例によって外国人頼みだろうが、生え抜き選手の復活こそ鍵になるのではないか。

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