各球団の投手陣は、軒並み数字を落としている。その中でオリックスはほぼ現状維持だった。
投手成績 2012年との対比 DIPSの昨年対比を枠外に%でつけた。えんじ色は規定投球回数以上。

OR-P


金子千尋は、最多の223.1回を投げて200三振。田中将大に次ぐリーグ2位の投手だった。
昨年は63.2回しか投げられなかったのだから大躍進と言えよう。
昨年終盤にノーヒットノーランを記録した西も規定投球回数に達した。新加入のディクソンもローテをほぼ維持。
以下の先発投手は固まらなかったが、前年よりは確実に進化した。

救援投手陣も佐藤達也、比嘉幹貴、岸田護、平野佳寿と続く顔ぶれは強力。安定感はリーグ屈指だった。

相対的にオリックスの投手力は向上したと言えよう。



春先とシーズン終盤に不振に陥ったことで5位に終わったオリックスだが、ポストシーズン進出の可能性は大いにあったと言えよう。

来季は金子千尋のコンディションに懸念が残る。今季両リーグ最多の3455球(ポストシーズン含まず)を投げた影響は確実にあると思われる。

先発の2番抵抗の充実がなければ、オリックスの浮上は厳しいだろう。ドラフト1位のJR東日本・吉田一将をはじめとする新戦力にも期待がかかるところだ。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!


『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。





「読む野球-9回勝負- NO.2」私も書いております。




広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。




クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1955年のセリーグ、先発救援投手陣

Classic Stats