結局、ロッテの泣き所は先発投手である。
投手成績 2012年との対比 DIPSの昨年対比を枠外に%でつけた。えんじ色は規定投球回数以上。

CL-P


DIPSの推移を見れば、それほど数字は悪化していない。運の問題もあるが、マイナス面が先発陣に偏ったことが大きい。
2010年まで二本柱として信頼が厚かった渡辺俊介、成瀬善久の両輪が機能しなくなり、続く若手が育っていない状況である。

早くからエース候補とされてきた唐川がキャリアハイの185回を投げたが、規定投球回数以上の当主で最多失点、自責点。最多被安打。非効率な投球だった。

育成枠から上がった西野がこれに続いたが、夏以降は急速に打ち込まれるようになった。

グライシンガーも故障で登板できず。

あとは先発投手をとっかえひっかえ使ったのみ。日替わり先発という感があった。

ただ、古谷拓哉が7月以降安定感のある登板を見せ、来季に期待を持たせた。

成瀬は「内角に思い切って投げられない」と語ったと言われる。メンタル面のダメージも大きいのではないか。
チーム内での不協和音もうわさされた。



救援陣はまだましである。新人の松永、枡田直也、上野、ロサ、中郷、服部らがそれなりの仕事をした。

夏に1軍昇格した内竜也が抜群の働き。この投手は体調さえ万全であれば一級品の働きをする。この投手はポイントになろう。

FA宣言をした涌井が入団しそうな様相。前も抑えもできる投手だが、伊東監督としては先発で使いたいのではないか。

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クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1955年のセリーグ、先発救援投手陣

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