例年、手堅い補強をするアトランタだが、今年は派手だった。
2012年と13年の打撃成績、下段、RCの下の%は、RCの増減率。えんじ色は規定打席到達

ATL-H


BJ、ジャスティンのアップトン兄弟を獲得。外野に並べたのだ。
兄のBJは38試合も欠場、9本塁打打率.184と惨憺たる成績に終わったが弟は27本塁打、70打点と存在感を示した。

若手伸び盛りのフレディ・フリーマンは安打数を36本も増やして3割打者に。
さらに、チッパー・ジョーンズの後釜に座ったクリス・ジョンソンは3割を打ち、期待に応えた。

しかしながら盗塁王のマイケル・ボーンを放出、21盗塁のヘイワードも出場できなかったので盗塁数は37もへった。
つなぐ野球が売りだった打線は振り回す打線に変わった。三振数は95増加。

扇風機のダン・アグラは.179。これは規定打席以上の選手の中で最下位(.179)。安打数は80本、三振は171。アダム・ダンに並ぶ荒っぽさである。

若手遊撃手のアンドレルトン・シモンズは三振数は55と少ないのに打率.248、不思議な数字を挙げている。

アトランタと言えばオーソドックスな打線を組むと言う印象があったが、今季は勢いだけで押したと言う印象だ。

最大の懸念は、攻守の要のブライアン・マッキャンがヤンキースに移籍することだろう。チームとしてのまとまりを考えてもこれは大きい。

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