MLBの球団には珍しく、レギュラー陣を前年とほとんど入れ替えずに戦った。
2012年と13年の打撃成績、下段、RCの下の%は、RCの増減率。えんじ色は規定打席到達

SD-H


2012年はエイドリアン・ゴンザレスの移籍以降、久々に中心打者が固まった。
生え抜きのチェーズ・ヘッドリーがリーグ屈指の長打力を発揮したのだ。

これで安泰と思ったのか、チームはトッププロスペクトのジェド・ジョルコを二塁に抜擢し、二塁の控えだったアマリスタを外野にコンバートした以外は、ほとんど陣容を変えずに2013年を迎えた。

しかしヘッドリーは13本塁打50打点と元の平凡な成績に戻ってしまった。他球団のマークが厳しくなったのだろうが、これは大きな誤算。

最多打点は抜擢したジョルコの63。似たような成績の選手がずらっと並ぶ、特色のない打線になってしまった。

本拠地ペトコ・パークは完全なピッチャーズ・パークであり、打線にはもともと大きな期待は持てなかったが、少し期待を持たせた分、残念な結果に終わった。

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