ライアン・ブラウンのペナルティが、チーム全体の浮上を妨げた形だ。
2012年と13年の打撃成績、下段、RCの下の%は、RCの増減率。えんじ色は規定打席到達

MIL-H


ライアン・ブラウンは2011年10月に発覚した不正薬物使用を否定し、出場停止をまぬかれていたが、マイアミ・スキャンダルでそれが虚偽だったことが発覚。7月22日から65試合の出場停止処分を受けた。
ブラウンは昨年チームの17%近い135ものRCを稼いでいたが、今季は38に。この下落がそのまま戦力ダウンにつながった。

ブラウンに加え、コリー・ハートも全休。リッキー・ウィークスも故障で出場数を減らした。またアラミス・ラミレスも成績を急落させた。
2年連続で規定打席に達したのは青木のみ。カルロス・ゴメス、ジョナサン・ルクロイの復活、ジーン・セグラの成長はあったが、リーグ屈指のヒッターズパーク、ミラー・パークを本拠とするメリットは急減した。



来季は青木がロイヤルズに移籍。ハートもFAに。
チームはブラウンの復活に賭けるようだが、薬物使用をやめた途端成績が急落する選手も多い。不安材料は大きいのではないだろうか。

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