ヤンキースをお払い箱になったバーネットが引き続き活躍。しかしそれ以上に救援陣が働いた。
2012年と13年の投手成績 えんじ色は規定投球回数到達 下段、DIPSの下の%は、DIPSの増減率

PIT-P


ヤンキース時代は勝ち星を挙げても援護点があっただけと酷評されたバーネットだが、ピッツバーグでは安定感の得る投手に変貌した。今季は勝ち星こそ上がらなかったが200回近くを投げ、DIPSはリーグトップクラスの2.85。209三振が光った。

2年続けて先発起用されて失敗していたにロッケがようやくテストに合格。四球はリーグ最多の84を記録したが被安打は少なかった。

また2010年にミネソタで14勝を挙げてから鳴かず飛ばずだったリリアーノが久々に活躍。キャリアハイの16勝を挙げた。
してみると、このチームは先発投手を再生する機能があるのかもしれない。

とはいっても先発陣だけでいえば二流。

救援陣が素晴らしかった。



クローザーに抜擢されたグリリが33セーブ。しかしそれ以上に素晴らしかったのがボストンから来たメランソン。夏まではグリリと併用されていたが、7/24以降はクローザーとして14セーブをマークした。

それ以外にもウィルソン、ワトソン、マザーロと仕える救援陣が揃っていた。

端的に言えばシンシナティとの差は救援陣だったと言えるだろう。

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クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1962年のパリーグ、救援投手陣

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