昨年よりも明らかにパワーダウンしたが、戦力的には十分だった。

2012年と13年の打撃成績、下段、RCの下の%は、RCの増減率。えんじ色は規定打席到達

STL-H


アルバート・プホルスの代役を見事に果たしたカルロス・ベルトランだったが、今季は本塁打は32本塁打から24本塁打に。彼だけでなく、主力は軒並み本塁打数を落とした。

一つには、今季のナリーグのパワーバランスが投手よりに偏ったこともあろうが、長打力がダウンしたのも間違いないところ。
本塁打数はリーグ7位の159本から13位の126本に減った。

しかしチームは勝利数を増やした。投手陣がしっかりしていたこともあるが、打線のつながりが良かったことも大きい。

その中心となったのが3年目のマット・カーペンター。11本塁打78打点だけを見ると非力に見えるが、199安打72四球で126得点。安打と得点はリーグ最多だ。
生産性の高いカーペンターが加わったことで、安打が得点に結びつきやすくなったのだ。



ヤディヤ・モリーナ、クレイグ、ジェイと中距離打者のつながりも良かった。

特筆すべきはマット・ホリデーではないか。プホルスの相棒として2009年から主軸を担ってきたが、5年目の今年も3割をマーク。69四球、103得点。彼のクレバーな打撃がチームを引っ張っているように思える。

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