昨年のアストロズは、多分に“実験”の色合いが強いチームだった。
ナショナルリーグからアメリカンリーグに移籍。ナの最弱チームは、アではどうなのか。
結果的に底を這って移動したのみだった。

2012年と13年の打撃成績、下段、RCの下の%は、RCの増減率。えんじ色は規定打席到達

HOU-H


昨年との違いは、端的に言えば「レギュラーが固まった」ことだ。
昨年は規定打席に達したのはアルチューべ一人。今年はアルチューべ、カーター、ドミンゲスがランキングに入った。
またジェイソン・カストロもほぼ正捕手の座を維持した。

しかしトータルの成績は昨年とほぼ同じ。これは、一つにはアルチューベやドミンゲスなど出塁率が低い選手がそろっていたことがある。また、他の選手の成績が悪かったこともある。
ただそれ以上に打線としてのつながりが悪く、安打や本塁打が無駄打ちになるケースが多かったことが挙げられよう。

ダルビッシュに痛打をくらわせるなど、本塁打は良く出ていたが、チームとしてのまとまりはなかった。



この球団は選手をとっかえひっかえ入れ替えてペナントレースを戦ってきた。

アルチューべのように生え抜きの選手も育ってきてはいるが、トータルの戦力はまだ見えないのが実情である。

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