捕手の守備成績も球団別に見て行く。
セパ両リーグの捕手の守備力の総合成績 パスボール数も付けた。Cは人数

NPB-C-F


前述したが、捕手は打者が三振した時に刺殺が付く。奪三振の多い投手がいる球団の捕手はPO9が高くなる。
巨人、オリックスのPO9が高いのは、そういう理由だ。
しかし、純粋の捕手の守備能力であるA9(捕手の打球処理と盗塁刺が含まれる)を見ても、巨人の数値が高いのは明らかだ。
NPBは、本当に「捕手日照り」が続いていると思うが、阿部慎之助の存在は本当に大きいと思われる。
阿部と並ぶ名捕手とされる中日の谷繁元信は、パスボール5。リーグ最多タイだが、阿部や鶴岡も同じ数だ。しかし控えの小田、田中、松井の3捕手が2つずつPBを記録している。40歳を過ぎて谷重が一線を退けない理由が、ここに端的に表れている。



オリックスは伊藤光という若い捕手が育っているが、守備成績にはそれほど反映されていない。
日本ハムの大野の守備が素晴らしいことはすでに紹介した。RF9は最下位だがA9は一意である。ただ鶴岡という対照的な捕手がいるために、トータルではあまり捕手の守備力はそれほど良いとは言えない。

個人成績については以下を参照。

http://baseballstats2011.jp/archives/35631843.html


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クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1962年のパリーグ、救援投手陣

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