本拠のセーフコ・フィールドが改修され、左中間が狭くなった。その効果は端的に表れた。
参照 
しかしながら、順位は変わらなかった。このあたりにシアトルの低迷の秘密がありそうだ。

2012年と13年の打撃成績、下段、RCの下の%は、RCの増減率。えんじ色は規定打席到達

SEA-H


昨年の二ケタ本塁打者は7人20本以上は1人、これが今年は二けた9人、20本以上4人に。総本塁打数は149本11位から188本2位へ。

ヤンキースからイバニェスが復帰、エンゼルスからモラエスが移籍。強打者が加わった。

しかし順位は4位。下にアストロズがもぐりこんだが、浮上はしなかった。

本塁打は39本増えたが打点は13点しか増えていない。打率は.234から.237へ。安打数も33本しか増えていない。

本塁打が散発で出ても打線がつながっていなかったからだ。



来季はロビンソン・カノが10年契約でやってくる。しかし大物を腐らす事例に事欠かないチームである。彼を活かすための整備ができるだろうか。

打率.280、出塁率.380位が期待できる打者を据えないと、カノが、たとえ好成績を残してもチームは浮上しないだろう。イチローのように「お山の大将」に終わる可能性もあろう。

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クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1962年のセリーグ、救援投手陣

Classic Stats



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