ダルビッシュは明らかに進化したが、ポストシーズンには進出できなかった。
2012年と13年の投手成績 えんじ色は規定投球回数到達 下段、DIPSの下の%は、DIPSの増減率

TEX-P


ダルビッシュは勝ち星を3つ減じたが、勝ち星と被本塁打以外の数値は殆ど向上した。しかしながら、援護点は1登板当たり5.3から4.3に減少した。

デレク・ホランドもダルビッシュ同様、投球内容は向上した。しかし勝ち星は2つ減り、負け星は2つ増えた。援護点は1登板当たり5.5から4.8に減少した。

2人以外には規定投球回数には達しなかったが、若いペレスと救援投手から転じたオガンドはそれなりに信頼がおけた。



クローザーのジョー・ネイサンはミネソタ時代のレベルに回復。トップクラスのクローザーだった。
さらに2年目のタナー・シェパーズも素晴らしい成績を残した。

しかしトータルでは勝ち星が2つ減って、1勝差でワイルドカードゲームには進めなかった。

要するにこういうことなのだ。ヒッターズパークを本拠とするテキサスで、打撃が9%減退したことで、3%向上した投手力のアップ分を打消し、ポストシーズンへの道を閉ざしたのだ。

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