こういうエントリー、書きだしたら派生が広がってきりがないのだが、最後にMLBのシーズン最多単打のランキング。
MLBの単打ランキング SGHが単打 SGH%は安打数に占める単打の割合。
150単打以上

SGH-MLB-Alltime


私は以前から知っていたから驚かないが、この分野はイチローの独壇場なのだ。
シーズン200単打をした打者は後にも先にもイチローしかいない。
2004年262安打のシーズンMLB記録を打ち立てた年は、何と225単打。これはまさにアンタッチャブルだろう。

ランキング上位には19世紀、20世紀前半の神代の時代の選手も多い。野球の用具もグランドも、ルールさえも異なっていた時代の選手を突き抜けてイチローが君臨しているのだ。
ボッグス、ホアン・ピエールなど最近の選手も散見される。

ロイド・ウエイナーは1927年から45年までピッツバーグで活躍した外野手。リトル・ポイズンと呼ばれ、兄のビッグ・ポイズンことポール・ウエイナーとともに殿堂入りしている。



ジェシー・バーケットは1890年から1905年までクリーブランドやセントルイスなどで活躍した外野手。彼も殿堂入り。

この記録は俊足の外野手の専売特許のようなものだ。

通算最多安打のピート・ローズは一度だけランクイン。タイ・カッブも上位にはいない。二人とも休場が多い選手だった。シーズン記録ではあまり上位に来ない。

イチローの前のシーズン最多安打記録保持者、ジョージ・シスラーは3回でてくる。

今季のイチローは111単打、ほぼ1シーズン同じように出場しながら単打数は半分以下に減ったのだ。うたた寂寥感が胸に迫ってくる。


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!



クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1962年のパリーグ、救援投手陣

Classic Stats



『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。





「読む野球-9回勝負- NO.2」私も書いております。




広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。