カブレラの連続三冠王は成らなかったが、他の打者のかさ上げがあってリーグ最強打線となった。
2012年と13年の打撃成績、下段、RCの下の%は、RCの増減率。えんじ色は規定打席到達

DET-H


ミゲル・カブレラは今季は満身創痍の感があった。太り過ぎが目立っていた。しかし足を引きずりながらでも安打を飛ばすのだ。14試合に欠場したがRCはむしろ増加。生産性がきわめて高かったのだ。

フィルダーは安打数が減り、やや元気が無かったがそれでもRCは100を超えた。

特筆すべきは、トリ・ハンター。37歳になる今年、エンゼルスから移ってきたが、守備でも打撃でもはつらつとした働きでチームを鼓舞した。

オマー・インファンテも3割をマーク。守備でも堅実だった。

また昨年全休していたビクター・マルチネスも主にDHとしてほぼフル出場。勝負強い打撃がよみがえった。



しかしチームはプリンス・フィルダーをテキサスに放出。鈍重な内野手を二枚抱えている不都合を解消しようとしたのだろうが、ミゲル・カブレラ、プリンスが並ぶことで、カブレラが勝負してもらえると言うメリットはかなり大きかった。

ベテランぞろいでもあり、来年のデトロイトは、強打が持続するか疑問が残る。

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