オークランド・アスレチックス=OAKやシアトル・マリナーズ=SEAのがちゃがちゃした補強を見た後だと、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム=LAAの補強は、投打にポイントを絞ったスマートなものだと実感できる。
LAA-PITCH-20120225






今季のストーブリーグの争いは、12月8日、LAAがテキサス・レンジャーズ=TEXのエースCJウィルソンを奪取したことで火ぶたが切られた。

CJは2010年にセットアッパーから先発に転向。昨年は四球が減って三振が増え、安定感が増している。

先発としては通用しなくなりつつあるピネイロをFAにしてCJを入れたことで、200回以上投げたスターターが4枚。これは壮観だ。5枚目には一昨年台湾で投げていたジェローム・ウィリアムスを予定しているが、当然若手の抜擢もありうる。

MLBの年間投球回数は1球団1480イニング程度。先発4人が昨年同様の働きを見せれば940回程度を賄うことができる。こうなればあとは非常に楽だ。

クローザーは実質2年目のジョーダン・ウォルデン。その前を個性的なセットアッパーが担当する。高橋尚成は契約最終年だが、目立たなくとも手堅い活躍をすることで活路は開けるだろう。すでに実績ある顔ぶれに、実績ある大ベテランのラトロイ・ホーキンスを加えた。ただしこの投手はナリーグERA2.97、アリーグ5.04と極端にアリーグを苦手にしているが。

当代最強打者の誉れも高いアルバート・プホルズの加入によって、投手陣への援護射撃はRC換算で0.5点ほど増える。投手陣は昨年よりゆとりを持って戦うことができるはずだ。

TEXとの2強対決が今から待ち遠しい。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!


私の知人がやってます。愛犬家の方はぜひご覧ください。
dog