投手陣はざっくりいえば「昨年並み」ではあったのだ。
2012年と13年の投手成績 えんじ色は規定投球回数到達 下段、DIPSの下の%は、DIPSの増減率

黒田博樹とCCサバシア、左右の両エースは、昨年とそん色ない投球回を投げた。
しかしながら、夏以降両者ともにクオリティが落ち、不安いっぱいの登板となった。
特にCCは球威が無くなり、簡単に安打を許すようになった。黒田も終盤になって、粘りのない登板に終始した。
3番手には復帰したペティット、さらにヒューズ、ノヴァ、フェルプスと続いた。
もともとこのチームは、大投手が君臨するような野球はしない。圧倒的な攻撃力を背景に、投手は失点しながらもQS程度のまとまりはつける。そして勝ち星を重ねていく。
その前提たる「攻撃力」が並み以下にまで落ちた時点で、破たんするのは当然のことだった。


MLBが生んだ最高のクローザー、マリアノ・リベラはシーズン前に「この1年で引退する」と宣言して投げた。時折破たんしたが「腐っても鯛」ではあった。
それに続く投手はデビッド・ロバートソンだけ。生え抜きのチェンバレンも並み以下の救援投手になった。
来年はこの中からペティットとリベラが抜ける。贅沢税、A-ROD、タシェアラ、ジーターらの巨額年俸などの制約の中で、ヤンキースは王者の矜持を必死に守ろうとしているのだ。
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その前提たる「攻撃力」が並み以下にまで落ちた時点で、破たんするのは当然のことだった。
MLBが生んだ最高のクローザー、マリアノ・リベラはシーズン前に「この1年で引退する」と宣言して投げた。時折破たんしたが「腐っても鯛」ではあった。
それに続く投手はデビッド・ロバートソンだけ。生え抜きのチェンバレンも並み以下の救援投手になった。
来年はこの中からペティットとリベラが抜ける。贅沢税、A-ROD、タシェアラ、ジーターらの巨額年俸などの制約の中で、ヤンキースは王者の矜持を必死に守ろうとしているのだ。
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首尾良く田中を獲得でき、加えてマイケル・ピネダが復活、ノヴァが1年間通して働けば、若く魅力的な先発陣の構築も不可能ではない。野手に比べればまだ期待が持てます。一方で、働き盛りのヒューズ、フェルプスがエース格に育っていないのが苦しい。やはりチームの育成能力には疑問を感じます。
竹さんが名前を挙げたマニュエロスは以前のプロスペクトでしたが、2012年にTJ手術、2013年はリハビリで全休。来期がどうなるのかはまだ不透明です。チームが40人ロースターに入れている事から、まだ見放してはいないとは思いますが。
チェンバレンはデトロイトと契約してチームを去りました。彼も結局は大成しませんでしたね。