元気のよい打線の援護があっての投手陣だが、それでも先発1,2番手は昨年よりしっかりした。
2012年と13年の投手成績 えんじ色は規定投球回数到達 下段、DIPSの下の%は、DIPSの増減率

BAL-P


昨年のボルチモアは、「調子のよいものが投げる」という感じで、12人もの投手がスターターとなり、既定投球回数に達したのは中日から移籍したチェンだけだった。
二けた勝利もチェンだけ。

しかし今季は昨年、少し活躍したティルマン、ゴンザレスがシーズン通じて投げた。チェンは故障で離脱したが、この二人がローテの柱となった。

しかし他の先発投手は昨年よりも見劣りがした。ハメル、フェルドマンはERA4点台。ベテランのガルシアもERA5.77。

先発陣の不振が、勝ち星を8つ減らしたと言って良い。



クローザーのジム・ジョンソンは昨年とほぼ同じような成績。結構打ち込まれるのだが、故障が少ない。

オデイもほぼ同じような成績。しかし他に信頼できる救援投手はいなかった。

ボルチモアの課題は投手。和田毅は一つの答えになると思われたが、チームの方が彼に引導を渡したようだ。

小ましな投手陣を作ることができれば、ポストシーズンの可能性は見えてくるだろう。

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