もともとヒッターズパークのフェンウェイでは、投手陣には大きな期待は持てなかった。ペドロ・マルチネスのような例外はあるが、圧倒的勝利より、相対的勝利を目指すべきではあった。
2012年と13年の投手成績 えんじ色は規定投球回数到達 下段、DIPSの下の%は、DIPSの増減率

BOS-P


昨年、エースのベケットはバレンタインと喧嘩をしてシーズン中に移籍、レスター、バクホルツ、ドゥブロント、クック、松坂の先発陣は全員4点台後半以下と言う体たらく。

今季は昨年全休していたラッキーが復帰、テキサスから大ベテランのデンプスターが加入。二線級の先発陣だったが、バクホルツが6月初旬まで9連勝、チームを引っ張ったが、ここでDL入り。

他の投手は平凡な出来ではあったが、ローテを維持することはできた。

アリーグ東地区の環境変化もあった。5球団がくんずほぐれつの団子レースとなったこともボストンには有利に働いた。

オールスター頃から少しずつ馬群から抜け出したレッドソックスの「末脚」となったのが、救援陣だった。



ボストンのクローザーは開幕時はハンラハンだったが、4月早々に故障で離脱。続いてアンドリュー・ベイリーが立ったが、5月に故障、6月に復帰後は調子を落とした。

この二人に代わって6月26日からクローザーに直った上原が神がかった登板をした。クローザーに転向以降の上原が登板した41試合の勝敗は実に35勝6敗、セーブ機会失敗はわずかに2回だった。

この空前の活躍が、チームを押し上げる原動力になった。

上原が最後の3人を任されたのに対し、ミラーとブレスロウは6回以降を任せられ、田澤は終盤での中軸打者にぶつけられた。ERAが3点を超えているのは、相手の最強打者と当たってきたことも大きい。昨年より数字は悪いが、貢献度は高かった。

ただこの救援陣は、今年がピークではないかとも思う。
環境が毎年激変するMLBにあって、今年の再演は難しいように思う。新たな顔ぶれと戦略が必要になると思う。

おかげさまで、本年も365日ブログを更新できました。来たる年もよろしくお願いいたします。
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クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。1962年のパリーグ、救援投手陣

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