tabatomoたばともさんデータ


まだ試み段階ではあるが、大投手の歴史的な投球と現代の投手の投球を比較することができるかもしれない。
姉妹サイト「クラシックSTATS鑑賞」ではたばともさんに資料をいただいてNPBの投手成績を先発と救援に分けたデータを紹介している。
今は稲尾和久のライフタイムの先発、救援成績を紹介している。
先発、救援、二人の稲尾和久

そのデータを表にしているうちに、30勝、40勝と上げている投手であっても、先発投手としてはそれほど投げていないことが分かった。
せいぜいシーズンで30~35試合、それでも今よりは多いが、中4日程度のローテで投げているのだ。
であれば、昔の大投手たちと今の選手の先発記録は比較できるかもしれない。
と言うことで、2013年の田中将大と、1959年の南海杉浦忠(38勝4敗)、61年の西鉄稲尾和久(42勝14敗)の先発登板記録を比較してみた。

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ちょっと感動的だ。半世紀以上の時を経て、すでにこの世にはいない伝説の投手二人と、田中の成績がならんだ。
3人とも同じ24勝。QS(6回以上投げて自責点3以下)、HQS(7回以上投げて自責点2以下)の数もほぼ同じ。
投球回数はかなり少ないが、他の数字は似通っている。
2013年、先発投手田中将大は、伝説の大投手に匹敵する投球をしたと言っても良いのではないか。



もちろん、杉浦も稲尾も、先発のかたわら救援でも優に今の先発投手に匹敵するくらいの投球回数を投げている。スタミナでは比較にならないと言われるかもしれない。

それはそうかもしれないが、環境も技術も戦術もすべてが進化した今の野球と、昔の野球を「価値」として比較するうえで、こうした試みは有効ではないだろうか。

今後もこうしたデータの比較を深めていきたい。


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クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。 先発、救援、二人の稲尾和久

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