MLBでは奪三振数で与四球数を割ったSO/BBが重要な指標となっている。三振が多く、四球が少ないのは投手の基本だからだ。
NPBで1000回以上投げた投手のSO/BBのランキング。えんじ色は現役。
※田中将大と岩隈のセルがつぶれておりました。修正します。
以前から紹介している通り上原浩治が断トツの1位。MLBでの大活躍は、NPB時代の数字から見ても当然と言えよう。続いて田中。
3位に昨年物故した土橋、4位に杉浦と歴史的な投手が居並ぶが、以後は稲尾まで日米で投げる現役投手が続く。
この数字から見てもわかるように、21世紀に入ってからのNPBの投手の精度はかつてないほど上がっている。
MLBで通用する投手が多いのも、SO/BBが非常に高いからだろう。
村山実、小山正明と言えば、現役時代は屈指のコントロールの持ち主と言われたが、今となっては抜群とは言えない。
400勝の金田正一(SO/BBは2.48で歴代63位)、350勝の米田哲也(2.29で100位)などはランク外だ。
昔の投手に比べて今の投手はひ弱だと言われるが、それは一面的な見方だと言うことが分かるだろう。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。 先発、救援、二人の稲尾和久
『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。
「読む野球-9回勝負- NO.2」私も書いております。
広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。
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MLBで通用する投手が多いのも、SO/BBが非常に高いからだろう。
村山実、小山正明と言えば、現役時代は屈指のコントロールの持ち主と言われたが、今となっては抜群とは言えない。
400勝の金田正一(SO/BBは2.48で歴代63位)、350勝の米田哲也(2.29で100位)などはランク外だ。
昔の投手に比べて今の投手はひ弱だと言われるが、それは一面的な見方だと言うことが分かるだろう。
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いつも楽しく拝見しております。新年に突然にお願いなのですが、
今の2010年代のNPBと、20世紀のディケイドごとの比較、
具体的には、打撃・守備の全般にわたって、世代間の比較イメージ
ができるようなセイバー解析などは、なにかできないものでしょうか?
以前、別の記事にて、おかわり君の48本の偉業さを解析されてましたかと思いますが、とても有意義なものでした。NPBの世代別のレベルが、現代の2010年代と比較しやすいような、つまりイメージしやすいようになれば、もっとNPBを楽しめるかなと期待しています。
金田投手が現代にいたらどうなっていたのか。ダルビッシュ投手が1960年代にいたら?王さんが現在の選手ならどんなスタッツを残すのか?とてもワクワクします。お忙しいとは思いますが、よろしくご検討くださいませ。