MLBでは奪三振数で与四球数を割ったSO/BBが重要な指標となっている。三振が多く、四球が少ないのは投手の基本だからだ。
NPBで1000回以上投げた投手のSO/BBのランキング。えんじ色は現役。
※田中将大と岩隈のセルがつぶれておりました。修正します。

SOBB2014


以前から紹介している通り上原浩治が断トツの1位。MLBでの大活躍は、NPB時代の数字から見ても当然と言えよう。続いて田中。
3位に昨年物故した土橋、4位に杉浦と歴史的な投手が居並ぶが、以後は稲尾まで日米で投げる現役投手が続く。



この数字から見てもわかるように、21世紀に入ってからのNPBの投手の精度はかつてないほど上がっている。
MLBで通用する投手が多いのも、SO/BBが非常に高いからだろう。

村山実、小山正明と言えば、現役時代は屈指のコントロールの持ち主と言われたが、今となっては抜群とは言えない。

400勝の金田正一(SO/BBは2.48で歴代63位)、350勝の米田哲也(2.29で100位)などはランク外だ。

昔の投手に比べて今の投手はひ弱だと言われるが、それは一面的な見方だと言うことが分かるだろう。


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