MLBの大打者たちの20歳についても見ておこう。
NPBの大打者たちの20歳の成績 グレー地はマイナー

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タイ・カッブは前年にデビュー、1年目は.240だったが2年目には規定打席未満ながらも早くも.316を記録している。

ベーブ・ルースも2年目。この年、投手として頭角を現す。打者に専念するのは4年先だが、その素質はすでに表れている。

ゲーリッグはコロンビア大学を中退してヤンキースに入って1年目、6月にメジャーデビュー。まだ控え野手だった。

ディマジオはサンフランシスコ・シールズと契約して3年目、メジャー昇格は2年後だ。

テッド・ウィリアムスは高校在学中からマイナー球団だったサンディエゴ・パドレスと契約。驚異的な打率を上げて翌年メジャーデビューする。

ジャッキー・ロビンソンはUCLAに入学したばかり。まだ本格的に野球をする前。にグロ・リーグに入団するのは5年後だ。



ウィリー・メイズはジャッキー・ロビンソンが道を開いたメジャーの道に進むべくジャイアンツへ。5月に昇格し、才能を表す。しかし翌年朝鮮戦争に従軍する。

ミッキー・マントルはこの年ヤンキースからデビュー。この年、ジョー・ディマジオが引退している。

ハンク・アーロンはニグロリーグからスタートしたが18歳でミルウォーキー・ブレーブスと契約。この年デビュー。レギュラーの座を獲得した。

ピート・ローズは19歳で地元のレッズに入団。2年目でマイナーで頭角を現しつつある。

ロッド・カル―はパナマからやってきて前年にツインズと契約。翌年にはメジャーデビューする。外国籍の選手としては走りの内だ。

バリー・ボンズは、スター外野手だったボビー・ボンズの子どもとして育つ。この年アリゾナ州立大学を卒業、ドラ1でパイレーツに入団し、早くもマイナーで成績を上げている。翌々年にメジャーデビュー。

同じくレッズのスター外野手ケン・グリフィの息子として生まれたグリフィJrは、高校を出てシアトル・マリナーズに入団。19歳でメジャーデビューし、この年2年目で3割をマーク。この年のシーズン中に父、ケン・グリフィSrがシンシナティからマリナーズに移籍。チームメイトになる。

マニー・ラミレスはマイナー2年目、よく翌年にメジャーデビュー。

ジーターは18歳でドラフト1巡目指名でヤンキースに入団。20歳のこの年はマイナーで3つのリーグを大股で駆け上がる最中だった。

今、話題のA-RODはドラ1でマリナーズに入団し、18歳でメジャーデビュー、翌年には首位打者になっている。

アルバート・プホルズはプロ1年目だがマイナーリーグを3階級駆け足で上がって翌年にはメジャーデビュー。ただし年齢詐称のうわさもあった。

ジョー・マウアーは2001年の全米ドラ1、この選手もマイナーを駆け上がり、翌年にはメジャーに鮮烈デビューする。

最近は、プホルズ、マウアーのようにマイナーで20歳を迎える選手が多い。「マネーボール」の影響もあってか、大卒生をドラフト上位で獲得する傾向があるからだ。
しかしマイク・トラウトは高卒でエンゼルスからドラ1指名され、この年にはメジャーデビュー。翌年には盗塁王を取り、MVP候補になっている。

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