MLBでは投手は野手より遅咲きなのかもしれない。
MLBの大投手たちの20歳の成績

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唯一の500勝投手、サイ・ヤングは22歳までセミプロチームで投げていた。学校にはほとんど言っていない。23歳でクリーブランド・スパイダースに入っている。

373勝のクリスティ・マシューソンは20歳の誕生日の1か月前の7月に初登板、この年は勝利はなかったが翌年20勝を挙げている。

同じく373勝を上げている、グローバー・アレキサンダーの方が名前の通りが良い投手は20歳でマイナーリーグと契約するも、てんかんの発作があったために契約を破棄されている。メジャーに上がるのは22歳の時だ。

左腕投手のような300勝投手、グローブは20歳でマイナーチームだったボルチモア・オリオールズに入団。圧倒的な勝利を挙げるが、メジャー昇格は25歳の時だ。

17歳でマイナーを経ずメジャーデビューした「火の玉投手」ボブ・フェラーは20歳ですでに大エースだった。

クリーブランドのエース、ボブ・レモンはマイナー時代は外野手、三塁手だったが、そのかたわら少し投げていた。兵役もあって、メジャーに投手としてデビューするのは25歳の時だった。

363勝左腕のウォーレン・スパンは、前年にプロ入り、翌年メジャー昇格。広島に臨時コーチとしてきたこともある。

286勝ロビン・ロバーツはミシガン州立大にいた。翌年中退してプロ入り。

サンディ・コーファックスは前年にメジャー昇格、この年は主に先発を任されたが、ぱっとしない成績だった。この投手は12年メジャーで投げたが、前半6年は36勝40敗、後半6年は125勝47敗、全盛期に突如引退した。

ボブ・ギブソンはクレイトン大学で、野球、バスケットの両方で頭角を現しつつあった。ジャッキー・ロビンソンによってメジャーの門戸は開かれていたが、差別と闘っていたと言う。翌年メジャーデビュー。

トム・シーバーも南カリフォルニア大学在学中。ドジャースのドラフト指名を蹴っている。

スティーブ・カールトンは19歳でプロ入りし、翌年にはメジャー昇格。2年後にはエース格となる。

ジム・パーマーは18歳でプロ入り、前年メジャーに昇格して5勝、この年は208回を投げ15勝。エース格にのし上がった。

ロジャー・クレメンスはテキサス大に在籍。翌年ドラ1でボストンに入団し、その年のうちにメジャー昇格。



ランディ・ジョンソンは南カリフォルニア大に在籍中。前年にドラフトに掛ったが拒否し、22歳でプロ入りしている。

今年殿堂入りしたトム・グラビンは18歳でドラフト2順目でアトランタに入団。20歳のこの年はマイナーの階段を駆け上がっている。翌年メジャーデビュー。

昨年引退したロイ・ハラデーはドラフト1順目で前年入団。この年は成績は良くなかったが昇格を続け、翌年の9月20日にメジャーデビュー。

ジャスティン・バーランダーは一時期野球をやめていたが、前年、オールド・ドミニオン大学に入学し野球を再開。翌年にはドラ1でデトロイト・タイガースに入団している。

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